【感想】東京ディズニーシーの新ミュージカル「アウト・オブ・シャドウランド」の幻想的な世界観がすごい!(ネタバレ注意)

どうも、NINO(@fatherlog)です。

開園15周年を迎えている東京ディズニーシーは、新ミュージカル「Out of Shadow Land(アウト・オブ・シャドウランド)」を7月9日(土)より公演開始しました。

偶然にも抽選が当たり、9日の公開初日に早速観ることができたので、そのレポート・感想ですっ!

以下の内容はネタバレがある上、率直な感想を書いてるので、ネタバレが気になる人・嫌な人は閲覧をお控えください。

 

目次

アンジェラ・アキさんも楽曲制作に参加したディズーニーシーの新ミュージカル「アウト・オブ・シャドウランド」概要

Tokyo-Disney-Sea-Out-of-Shadowland-02

現在、東京ディズニーシーでは開園15周年を「ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ」を開催しています。その一環として、7月9日より「Out of Shadowland(アウト・オブ・シャドウランド)」というミュージカルを新しく公園開始しました。

2014年から留学のため活動休止していたシンガーソングライターのアンジェラ・アキさんが楽曲制作に参加。

ディズニーが今まで体験したことのない世界と称する同ミュージカルは、最新技術を駆使したプロジェクションマッピング・80度に傾斜するステージを使用。迫力あるライブパフォーマンスを披露していました。

YouTubeのTDRofficialchannnelでは、公式のプロ−モーション動画が公開されています。

 

Out of Shadowland(アウト・オブ・シャドウランド)公演情報

  • 公演場所 → 東京ディズニーシー ロストリバーデルタ「ハンガーステージ」
  • 公演時間 → 約25分(1日3〜6公演)
  • 出演者数 → 18人
  • 観劇方法 → 事前抽選制で全席指定。並びでの観劇は不可。(抽選所:メディテレニアン・ハーバー沿い[ビリエッテリーア])

2016年7月の公演予定

公演初月7月の公演予定は以下のとおりです。

公演日 開演時間
9,10,16,17,
23,24,30,31
10:30 / 12:00 / 13:30 /
15:30 / 17:00 / 19:00
11〜15,18〜22,
25〜29
12:00 / 13:30 / 15:00 /
17:00 / 18:30

 

挑戦する勇気が芽生える「アウト・オブ・シャドウランド」の物語

Tokyo-Disney-Sea-Out-of-Shadowland-05

今回公開されたミュージカル「Out of Shadowland(アウトオブシャドウランド)」は前編完全に新しく書き下ろしたオリジナルストーリー。

観客席に座りステージに入るとまず入ってくるのが緑一面に覆われていたジャングルの森の中の世界。

物語は、未開の地であるジャングルの中を探索している探検隊が現れるシーンから始まります。

主人公の女の子「メイ」が遅れて現れます。メイは内気な性格で自分から前に進むのを苦手とするタイプのよう。

探検隊のリーダーが主人公のメイにリーダーをやってみないかと薦めるものの断ります。

結局、リーダーは他の男の子が担当。

と・・・ここで、なにやら不気味で不思議な黒い小さな鳥が現れ、誘われるようにメイは後を追い、気付けば暗い闇に包まれたジャングルの奥。一隊とはぐれてしまいます。

あてもなく孤独な夜をテントの中ですごそうと暗闇の中で手を蝶々のように動かすと、突然光が現れメイの周りの世界を照らし始めます。

そして、1人の男性「ユウ」が現れます。先ほど迷い込む前の隊長と同じ顔でした。探検隊の格好ではなく、森の精のような衣装をまとっています。

ここで、メイはユウから教えてもらいます。メイが迷い込んだのはシャドウランド。光輝く平和な世界であったシャドウランドは「カゲトリ(影鳥)」によって支配されしまったのです。

しかし、メイは特別な存在。メイが手を蝶々のように動かせば、光が照らそうとしてくれます。シャドウランドを光輝く世界へと蘇らせることができる力を持っていたのです。

シャドウランドが少しずつ光で蘇り始めた矢先、再びカゲトリ(影鳥)の気配が広がり暗黒に覆われてしまいます。

どんどん深い世界に入り込み、ようやく悪の根源であるカゲトリ(影鳥)が姿を現します。メイとユウが協力し共に戦い倒そうとしますが、内気なメイはいまいち前に踏み出すことができません。と、ここでユウがカゲトリ(影鳥)にやられてしまいます。

ユウから教えてもらった「何もやらなければ失敗しない。でも挑戦しなければ成功もない」という言葉を胸に、メイは心が覚醒します。そしてカゲトリ(影鳥)を遂に倒し、メイとユウの戦いによってシャドウランドを今までのような光輝く世界へと無事に戻すことができました。

内気であったメイが、シャドウランドを蘇らせる経験を通して、自分を信じて自信をもって何事も挑戦しようという人間へと成長していくストーリーでした。

幻想的かつ芸術的な世界観を表現

Tokyo-Disney-Sea-Out-of-Shadowland-01

壮大な世界を盛り上げてくれるのはプロジェクションマッピング。音響はもちろんですが、このプロジェクションマッピングが作る視覚的効果は幻想的な世界を見事に表現し迫力満点でした。

プロジェクションマッピングを投影するためだとは思いますが、ステージの作り自体はあまりごつごつと作り込んでいるというわけではなく、平面的でフラットな印象。

ところどころ出演者により披露される生歌は圧巻。ステージからダイレクトに観客席に届く歌声が心に響きました。

途中、80度に傾斜するステージに水模様が映し出されワイヤーで宙づりになった2人のダンサーが5分ほど踊るシーンはすごい!80度といってもほぼ90度回転しますからね。そのステージで重力に逆らいながら、回転したり飛び回ったり滑らかに踊る姿は圧倒的な光景でした。

パフォーマンスの内容はすごいものの余りその多くは語られず、物語自体は全体的にメッセージ性の強い内容です。30分という短い尺なので確かに詳細な部分までは表現することは難しいのでしょうか。

メッセージ性が強いせいか、とても芸術性要素が多いようにも感じました。

 

子どもと鑑賞する場合は注意が必要

と、ここで問題になるのが小さな子どもと一緒に鑑賞する場合。

個人的な意見ですが、特に3歳未満の子どもにとってはかなり難しい内容だと思います。

それだけでなく、カゲトリ(影鳥)を討伐するシーンはかなり迫力ある演出となっていて、小さな子どもにとってはちょっと怖い内容かな。泣いている子もいました。

我が子はとても臆病で怖がりな性格なので、このような作品はまだデビューできなさそう・・・。

ただ、怖いことばかりではありません。そういった怖いシーンもあることを承知であれば、観た方がいいと思います。

ディズニーらしい幻想的かつ芸術的な世界観や前を向いて生きようと成長する主人公の姿は、子どもでもその思いが必ず伝わると思います。

そして、大人のぼくでも「前を向いて生きていこう」と勇気をもらうことができたミュージカルでした!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

▼MONOTIVE記事をSNSでシェアする▼
目次