TP-Link RE900XDレビュー:速度最強級のWi-Fi6対応中継器!戸建て住宅のネット電波問題を劇的に改善!

こんにちは、ガジェットブログ『MONOTIVE』をお読みいただきありがとうございます。
運営管理人のニノ(@fatherlog)です。

自宅のネット接続用として、Wi-Fiルーターを設置している人は相当数いるかと思います。

しかし、ファミリー世帯で2階建てや3階建ての戸建て住宅や、コンクリート造のマンションに居住している場合、「Wi-Fiルーターから遠い距離にある部屋でWi-Fi電波が届きにくく通信回線が遅い」という経験をしたことはありませんか!?

そんな悩みを持つ方にオススメのアイテムとして、自宅Wi-Fi電波環境を大きく改善できる性能最強のWi-Fi中継器「RE900XD」がTP-Linkから登場!

本記事では、Wi-Fi中継器「RE900XD」の特徴やスペック、同じくTP-Link製のWi-Fiルーター「Archer AX80」と組み合わせてメッシュWi-Fi化した使用感・通信速度実測値など、詳しくレビューしています。

既存Wi-Fiルーターの通信環境をより広く、より高速に改善させたい、というユーザにオススメのWi-Fi中継器です!

本記事はメーカーより物品提供を受けています。
記事内容は、一切の忖度はなく筆者自身が感じたままの自由記述です。

目次

TP-Link Wi-Fi中継器「RE900XD」の主な特徴・スペック・外観

RE900XDの主な特徴・スペック

RE900XDのパッケージ外観
RE900XDのパッケージ外観

今回レビューするTP-Link製「RE900XD」は、一般的に「Wi-Fi中継器」と呼ばれる、既にWi-Fiルーターを使用しているユーザー向けの拡張ツール的存在な製品。

ニノ

RE900XDは単独使用するモノではなく、既存Wi-Fiルーターとセットで活用します!!

RE900XDを導入することで、既存Wi-Fiエリアの拡張や通信速度のさらなる高速化が期待でき、より快適に利用できるWi-Fi環境を構築できるメリットがあります。

ざっくりな結論としてまとめるなら「最強レベルの性能を持った高級Wi-Fi中継器」という感じです!!

RE900XDの主な特徴やスペックは以下のとおり。

TP-Link「RE900XD」の主な特徴
  • Wi-Fi6対応 8ストリーム合計6000Mbpsの超高速接続
  • 一般的な帯域幅の2倍となる160MHzチャンネルで高速通信
  • 1Gbpsポート×2に加え、2.5Gbpsポート×1も搭載
  • 「縦置き」「壁掛け」対応の日本特別モデルで柔軟に設置
  • 有線LAN接続によるブリッジモード対応
  • OneMesh対応ルーターとセット利用でメッシュWi-Fi環境を構築可能
機種名RE900XD
動作モード中継器モード/
アクセスポイントモード(ブリッジモード)
信号レート5GHz:4804Mbps
2.4GHz:1148Mbps
ワイヤレス規格Wi-Fi 6
5GHz:IEEE 802.11ax/ac/n/a
2.4GHz:IEEE 802.11ax/n/b/g
端子2.5Gbpsマルチギガポート×1
ギガビットポート×2
OneMesh対応
RE900XDの主なスペック

RE900XDの外観チェック

RE900XDのパッケージ中身一式
RE900XDのパッケージ中身一式

こちらがRE900XDのパッケージ中身一式。

中継器本体の他に、縦置き・壁掛け対応のスタンド、LANケーブル、電源ケーブル、取扱説明書一式が入っています。

RE900XD本体(正面)
RE900XD本体(正面)

RE900XDの筐体デザインは、白基調のスタイリッシュなフォルム。

アンテナの数を表すストリーム数は、合計8ストリームと強力でありながら、全て本体に内蔵されているため、とてもスッキリかつスマートなデザインです。

Wi-Fi中継器とは思えないほど、かなりしっかりとした造りで、恐らくは同じくTP-Link製のWi-Fiルーター「Archer AX80」と同じ筐体デザインで色のみ違うモノと思われます。(もちろん中身の性能は全然別です)

なのでRE900XDをパッと見た感じは、中継器というよりはWi-Fiルーター本体って感じの印象が強いです。

ニノ

Wi-Fi中継器としてはかなりごっついサイズ感です…

正面型にステータスランプ一式
正面型にステータスランプ一式

正面側の突出部にWPSボタンと各種ステータスランプ一式を配置。

端子部分
端子部分

正面側から隠れるように各端子を配置。

1Gbpsポートに加え2.5Gbpsポートも搭載
1Gbpsポートに加え2.5Gbpsポートも搭載

Wi-Fi中継器機ながら1Gbps端子を2ポート搭載し、さらに2.5Gbps端子を1ポート搭載している高スペックっぷりです。

中継器として相当な通信性能を持っているだけあって、本体サイズがそれなりに大きいため、さすがに一般的な中継器と同じようなコンセント直付けタイプではなく、別途アダプター接続による電源供給が必要です。

RE900XDの上部
RE900XDの上部

RE900XDでの上部には本体内部の放熱用スリットが開けれています。

RE900XDの裏側
RE900XDの裏側

RE900XDの裏側及び底面部には、それぞれ壁掛け用・縦置き用のスタンド差し込み穴が設けられています。

RE900XDの底面部
RE900XDの底面部

スタンドは一度差し込んでからスライドさせて固定する構造で、簡単ながらしっかりと中継器本体に付きます。

スタンド裏側
スタンド裏側

スタンド裏側にはすべり止め/傷防止用のパッドを四隅に配置。

壁掛け設置のイメージ
壁掛け設置のイメージ

デスクに縦置きする時は安定性が向上し、壁掛け設置時は壁を傷つけないよう配慮されています。

【検証】Wi-Fi中継器「RE900XD」とArcher AX80の組みあわせによるメッシュWi-Fi環境

RE900XDとArcher AX80のOneMesh機能でメッシュWi-Fi構築
RE900XDとArcher AX80のOneMesh機能でメッシュWi-Fi構築

RE900XDの通信性能がどれほどのものか評価すべく、同じくWi-Fi6対応の高速Wi-Fiルーター「Archer AX80」と組み合わせてOneMesh機能によるメッシュWi-Fi環境を構築。

RE900XDでの導入前後でどのように通信速度が変化するのか、実測してみました!

RE900XDとArcher AX80を専用アプリ「Tether」で接続設定

RE900XDをスマホアプリで設定
RE900XDをスマホアプリで設定

RE900XDはWi-Fi中継器であるため、対となるメインのWi-Fiルーターが必要です。

今回は、既存で我が家に設置しているTP-Link製Wi-Fiルーター「Archer AX80」と組み合わせて使ってみます。

もちろん、TP-Link製のWi-FiルーターでなくてもOK!!
RE900XDは他社Wi-Fiルーターの中継器としても使えます!!

接続設定を行うには、専用のアプリ「Tether」を起動します。

アプリ「Tether」での設定

すでにマイデバイスとして登録しているArcher AX80に紐付ける機器として追加します。

画面の指示に従うだけの簡単設定
画面の指示に従うだけの簡単設定

接続設定方法のHowToは割愛しますが、画面の指示に従って電源ONやパスワード設定など進めれば良いだけなので、設定操作は至って簡単です。

5分ほどで設定作業が完了し、RE900XDで拡張ネットワークとしてセットアップできました!

有線ケーブルで繋いだりすることは一切なく、電源アダプターを差し込んでアプリで設定するのみで、設置・設定作業が完了です。

ニノ

このTetherアプリの使い勝手がまた良いんですよね!!
接続台数、通信状況、遠隔監視もできる優秀なアプリです。

Wi-Fi中継器「RE900XD」導入前後の通信速度を比較

Archer AX80とRE900XDの設置と速度測定場所
Archer AX80とRE900XDの設置と速度測定場所

我が家の間取りはザックリこんな感じ。

メインの生活をする2階部分がヨコ長の間取りになっているため、図面上で2階リビング左に設置しているWi-Fiルーターは遠方の部屋で届きにくい状況です。

2階中央付近にある書斎空間にWi-Fi中継器「RE900XD」を設置し、OneMesh機能によるメッシュ環境を整備しました。

RE900XD設置による通信速度測定
RE900XD設置による通信速度測定

RE900XDが無い状態とセットした状態、それぞれで測定場所①~⑥の合計6箇所で通信速度測定を行いました。

その結果は以下のとおり。

スクロールできます
場所AX80のみAX80 +
RE900XD
上り:620Mbps
下り:400Mbps
上り:210Mbps
下り:380Mbps
上り:450Mbps
下り:230Mbps
上り:170Mbps
下り:360Mbps
上り:160Mbps
下り:55Mbps
上り:120Mbps
下り:240Mbps
上り:39Mbps
下り:46Mbps
上り:130Mbps
下り:250Mbps
上り:45Mbps
下り:42Mbps
上り:130Mbps
下り:250Mbps
上り:200Mbps
下り:83Mbps
上り:22Mbps
下り:140Mbps
RE900XDの有無による速度測定結果(速度向上→太字)

全体的に見てわかるように、RE900XDを組み合わせてメッシュWi-Fi化した結果、ほぼすべての場所での通信速度が向上しました!!

特に、メイン機のWi-Fiルーターから距離が遠い上に、壁やドアなど物理的な障壁が多い③④⑤の測定場所では、RE900XDが無い状態では下り回線で50Mbps程度にとどまっていたものの、RE900XDとのメッシュWi-Fi環境では250Mbps程度まで速度が向上

RE900XD導入によってWi-Fi通信速度は5倍以上に高速化されました!!

ニノ

段違いに高性能なRE900XDの効果により、家中隅々までWi-Fiが爆速化しました!!

体感的にも快適さが格段に向上!!
体感的にも快適さが格段に向上!!

数値だけでなく、体感的な快適さもより向上しています。

前述のようなWi-Fi電波が届きにくかった部屋での速度が向上したため、配信動画視聴時に速度低下に伴い画質が低下したり、再生が中断してしまうようなこともなく、サクサクと高画質でストリーミング再生できるように!!

ニノ

子ども達から「Wi-Fiが遅い!!」という決まり文句が来なくなりました…!!

RE900XDレビューまとめ:既存Wi-Fi環境を大きく改善できる性能を持つ最強スペック中継器

既存Wi-Fi環境を大きく改善できる性能を持つ最強スペック中継器
既存Wi-Fi環境を大きく改善できる性能を持つ最強スペック中継器

RE900XDは、これまでのイメージであった簡易的でどちらかというと「ついで感」が強かったWi-Fi中継器の概念を大きく変える存在。

Wi-Fi6に対応、8ストリーム内蔵、合計6000Mbpsという、中継器としては規格外の性能を持っているバケモノスペックです!

その分、RE900XDの市場価格は約15,000円程度であり、他社Wi-Fi中継器の相場と比較すると正直かなり高い方に分類されますが、高価格をペイできるだけのメリットは相当あると評価します。

もちろん、RE900XDを既存の他社Wi-Fiルーターと組み合わせて使うのもオススメですが、特に、僕の検証環境のようにArcher AX80との組みあわせで使うのが本当にオススメ!

設定作業から通信速度環境の改善まで、その全ての内容が満足いくものであると感じたので、自宅のWi-Fi環境を簡単に爆速化できる組みあわせです!!

「Wi-Fiの電波が場所によって届きにくい」
「Wi-Fiの速度が遅くて困っている」
「中継器にテレビやレコーダー等機器を有線LAN接続したい」

というような既存Wi-Fiルーターで悩みがある方は、RE900XD導入によりWi-Fi環境を大きく改善できる見込みがあるので、ぜひチェックしてみてください!

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