最高のデザインと音質を。Fenderポータブルスピーカー「NEWPORT」レビュー

自宅で聴く音楽は、若かりし頃はCDやMDコンポが主流であったのが懐かしい。

現在ではスマートフォンやMP3プレイヤー、あるいはストリーミングを使って聴く機会が多いと思います。

自分好みの素敵なサウンドを手軽に高音質で奏でてくれるポータブルスピーカー。

そこに見た目のカジュアルさをワンポイント追加したらポテンシャルは最高なものに。

今回は、Fender製のワイヤレスポータブルスピーカーNEWPORTを提供していただいたのでレビューします!

 

目次

今すぐにでも音楽を聴きたくなる圧倒的な存在感

ギターやベース、アンプ業界ではその名を知らない人はいないほどメジャーであるFenderブランド。

そのFenderブランドの良い所がたっぷりと詰め込まれたワイヤレススピーカーがNEWPORT(ニューポート)です。

 

Fenderらしいクラシックアンプをもとにデザインされたスピーカーは、抜群の存在感があります。

アンプのような見た目であるパンチングメタルが張り巡らされたスピーカー表面は、Fenderのロゴを何倍にもはえさせてくれるデザイン。

一目見てギターアンプを想像させるほどの、強い印象を受けます。

そして、そのままNEWPORT本体を見ているだけでも、今すぐに音を奏でたくなるような衝動に駆られます。

音量を可変できる「VOLUME」、高音域を調整できる「TREBLE」、低音域を調整できる「BASS」という好みのサウンドに変えられる3要素は、ハットノブのダイヤルで調整。

これまた、ボタンでデジタルに調整するのではなく、ハットノブというアナログに可変できるクラシックなデザインが、ユーザーの心をがっちりと掴んでくれます。

 

Bluetoothを使ったワイヤレス接続はスマートそのもの

クラシカルなアンプデザインが特徴的なNEWPORTですが、オールドな見た目とは反対に、接続はスマートそのもの。

有線接続だけでなく、本体はBluetooth接続に対応していて、スマートフォンやPCなどあらゆるBluetooth対応端末とケーブルなしでワイヤレス接続できます。

本体を起動後に「PAIR」ボタンを長押しするとペアリングモードへと移行。

あとは接続したスマホなどの端末で、Bluetooth機器の中から「NEWPORT」を選択するだけ。

簡単な操作で手元の音楽再生端末とすぐに接続可能です。

余談ですが、ぼくが使用しているスマートフォンは「iPhone X」。3.5mmのピンジャックがないので、このようなBluetoothワイヤレス接続できるスピーカーは重宝しています。

 

気軽に持ち運びできる要素は見当たらないが、持ち運びできないわけでもない

スピーカーの音質を語る前に、あえて否定的な要素について触れておきます。

こんなオシャレな見た目のスピーカーであるので、どこにでも持ち出してさまざまなシーンで活躍してもらいたいところですが、本体の大きさはデザイン同様にかなりインパクトがあるもの。

本体サイズは、幅183mm×高さ133mm×奥行き75mmで、重さは1.5kgという仕様です。

iPhone Xと比べても、高さは同等程度あり、コンパクトスピーカーの部類にひっかかるかそうでないかの瀬戸際という印象です。片手に持っても、ずっしりとした重量感を感じます。

ポータブルかどうかという定義は人それぞれ基準がことなるものですが、常に手に持って持ち運ぶようなポータブルスピーカーとして考えるのであれば、不向きかもしれません。

しかしながら、完全に持ち運びできないわけではなく、割と大きめのバックパックに入れておくようであれば、外に連れ出すことも十分可能かと思います。

日常的な持ち運びでは苦労するかもしれませんが、野外でのイベントごとや屋内でのパーティーなど、特定のイベントで使うような時に持ち運ぶのであれば、ポータブル性を評価しても良いのかなと思います。

 

音質は最高クラスの解像度

NEWPORT本体の電源を入れると、他製品でよくあるような機械的な起動音ではなく、落ち着いた印象のギターサウンドがお出迎え。

さらに、ペアリング登録した端末と接続されると、第2段階のギターサウンドがまた流れます。

Fender製品ならではの特別な演出に、起動後から胸が高鳴ります。

これだけの本体の大きさゆえ、フルレンジ2基にツイーター1基の最大30Wという出力を搭載しています。対応コーデックはapt-X、AAC、SBCの3種類。

さっそく、iPhone Xを接続してロックミュージックを再生。

Bluetooth接続している音とは思えないような臨場感ある迫力あるサウンドに衝撃を受けます。

ハットノブのダイヤルを回して、高音のTREBLEと低音のBASSを微調整。ぼくは低音が強い音の方が好きなので、BASSは最大の10に設定しました。

さすがの30Wというポータブルスピーカーとしては最大級の出力だけあって、どこまでもいっても厚みのある濃厚なサウンドが印象的です。重低音を効かせたいユーザーにはかなりオススメなサウンドであると思います。

低音を効かせると、どうしても伸びが悪くなってしまう中音や高音ですが、TREBLEの調整により、低音に潰されずにハッキリとした音を出してくれるので、音楽全体としての解像度はとても高いように感じます。

そしてボリューム。

ハットノブのVOLUMEつまみを次第に上げていくと、室内はおろか屋外であってもパワフルな大音量サウンドを楽しめます。

屋外での使用時は、指向性があるスピーカーの構造上、設置位置については要検討すべき項目ですが、野外でのBBQでも十分に活躍してくれそうです。

室内での使用ならば文句なしの音響空間を創り出してくれるので、このNEWPORT1台でライブハウスにいるような体験が可能です。本当にすごいサウンド。

本体の電池性能も3時間フル充電して12時間再生というパワフルなスタミナです。日中ずっと使用するには十分な稼働時間を確保しているといえます。

さらに、モバイルバッテリーを持っていないユーザーにも嬉しいのが本体接続によるUSB充電機能。5,200mAhのリチウムイオン電池により、音楽再生だけでなく、USB接続による給電機能も備えているのは嬉しいポイント。

ロックな音楽はもちろん、ポップ調の音楽や、クラシックミュージックでも満足いく音を楽しめますよ!

 

高級なワイヤレスポータブルスピーカーとして最高の仕上がりな「NEWPORT」がおすすめ

今や、ポータブルスピーカー市場はかなり発展していて、安い製品だと1,000円程度で手に入るものもあれば、高級志向の製品となる2〜3万円以上するものもあります。

部類からすると高級なポータブルスピーカーであるFenderのNEWPORTですが、実際に奏でるサウンドを聴くと価格以上の満足感を感じることができました。

音質面のみ考慮するのであれば、同価格帯のポータブルスピーカーよりも大きく長けている能力を持っています
[box class=”yellow_box” title=”Fender「NEWPORT」のおすすめポイント”]

  • クラシックアンプをモチーフにしたオシャレなデザイン
  • 30W出力の迫力あるサウンド
  • 好みの高音・低音にカスタマイズ
  • 屋内・屋外問わず持ち運び可(サイズ感としては大きい)
  • 強いアクセントの効いた低音再生
  • 再生音楽カテゴリーを選ばない解像度の高い音質
  • 3時間フル充電で12時間再生できるスタミナ
  • 背面からUSB給電ができバッテリーとしても利用可[/box]

Fender「NEWPORT」はポータブルスピーカーとして利用シーンを問わず、所有感を満たし、満足感あるサウンドを楽しめる1台です。

NEWPORTが奏でるFenderサウンドをぜひとも体験して欲しいと思います!!

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