「Face IDは現在利用できません」と表示された時の対処方法。エラーはTrueDepthカメラの故障が原因かも。

iPhone X以降の機種には、画面上部にあるTrue Depthカメラによって顔認証を行う「Face ID」のセキュリティー機能が搭載されています。

画面ロックを解除するとき、アプリをダウンロードするとき、Apple Payを使って決済するときなど、あらゆるセキュリティーシーンで活用できるFace ID。

ところが、ある日突然、ぼくのiPhone XでFace IDが利用できなくなってしまいました

ロック画面の解除も毎回パスコードを入力せねばならず、非常に面倒。

ロック画面上に表示されているエラーメッセージは「Face IDは現在利用できません。詳しくは、”設定”に移動してください。」というもの。

少数かと思いますが、iPhoneで同じようなトラブルに出くわしている人もいるのではないでしょうか!?

ぼくも実際にこのエラーに遭遇したので、今回は、Face IDが使えないエラーが生じた時に行った対処方法や解決策を書いておきます。

目次

Face ID故障症状時の表示

何らかの原因で発生するFace IDの故障。

使えなくなると、まずロック画面でFace IDが使えずにパスコード入力を求められるので、普段からFace IDを使っていれば必ず気付くと思います。

ロック画面には「Face IDは現在利用できません。詳しくは、”設定”に移動してください。」というメッセージが表示され、設定アプリ右上には未読通知の赤い数字が現れます。

そして設定アプリを開けて見ると、iCloudアカウント項目のすぐ下に「Face IDは無効になっています」と表示。

さらに、ここをタップして開くと、「TrueDepthカメラで問題が検出されました。Face IDが無効になっています。」という表示を確認できます。

詳しい情報という項目をタップするとAppleのサポートページへと誘導。結局、Appleの正規サービスプロバイダかApple Store、Apple Supporへ連絡するように書かれています。

Face IDが使えない原因

顔認証を採用したセキュリティーシステムであるFace IDは、iPhone Xの画面上部に搭載したTrueDepthカメラであらかじめ登録したユーザーの顔を認識して認証しています。

このTrueDepthカメラに何らかの不具合が生じると、うまく顔認証ができずに、Face IDが使えなくなることがあるようです。

記事作成現在、Face IDが使えるのはiPhone Xだけなので、iPhone X特有の問題とも言えますね。

突如発生することもあれば、iOSのソフトウェアをアップデート後に発生するなど、エラーが生じるタイミングもさまざまのよう。

落下させてしまうなど、物理的な損傷が発生している場合はもちろんですが、内部システム的な問題として、iPhone X購入後 、すぐに使えないといった初期不良的な問題も報告されているようです。

ぼくの場合は、iPhone Xを発売日に購入し、使用は半年ほど。

特に物理的な危害を加えたようなこともなく、見た目はキレイ。強いて言うならiOS 11.4.1へアップデートして1日くらいは立っていますのが、もしかしたらコレが原因だったのかもしれません・・・。

とはいえ、Face ID自体が使えないのはiPhone Xでは致命傷。

症状を回復できるようにいろいろと試してみたので順番に紹介します。

対処方法1. iPhone Xを強制再起動してみる

iPhoneでトラブルが発生したらまずはコレ。強制再起動です。

大概のエラーはこれで解決することがほとんどなので、かなり有力な方法と思います。

iPhone Xの強制再起動は、ホームボタンがないのでやり方が少し特殊。

「音量大ボタン→音量小ボタン→サイドボタン長押し(Appleロゴが再び表示されるまで)」という流れで行います。

ぼくの場合は、iPhone Xを強制再起動してもFace IDのエラーは解決しませんでした・・・。

対処方法2. Face IDを一旦解除。再設定してみる

システム上の登録で不具合が起きている可能性を疑い、Face IDを一旦解除し、再登録することに。

「設定アプリ→Face IDとパスコード→Face IDをリセット」をタップしたら、再度同じ画面の「Face IDを設定」をタップして登録し直してみます。

ぼくのケースでは、これもダメでした。

Face IDを解除した後に「Face IDを設定」 を押そうとしても、グレーアウト表示となっていてタップできません・・・。

ここまで来るとかなり重傷なことを覚悟した方が良いです。

対処方法3. Appleサポートへ連絡、修理交換を依頼。AppleCare+があればベスト!

強制再起動やFace IDのリセットを行っても解決しない場合、iPhone Xを自力で復活されることは不可能。Appleサポートに頼るしかありません。

というわけで、まずはAppleサポートへ問い合わせしましょう。

トラブル内容を担当者の方に伝え、結局は修理依頼か交換機の手配になるかと思います。

こういう時に入ってて良かったと深く思うのが、iPhoneの保証制度である「AppleCare+for iPhone X」、俗にいうアップルケアです。

製品自体の初期不良として処理される場合、もちろんユーザー自身の負担はありません。しかし、ユーザーの何らかの損傷による原因と断定された場合は、交換修理費用が必要となります。

iPhone Xの修理の場合、AppleCare+に入っていないと修理代金は83,800円(税込)という膨大な金額がかかります!iPhone Xの修理代金は本当に高い!最新のiPhone機種でAppleCare+なしだと、修理費用はさらに膨れ上がります…。

これがAppleCare+に加入していると、エクスプレス交換サービスも使えて、12,900円(税込)です。その差6分の1以下!かなり安い!

こういう時、アップルケアは本当に安心できる保証制度だと思います。

ぼくのiPhone Xは現在このAppleCare+を使って修理へ出す段階。

エクスプレス交換サービスなので、新品同様のiPhone Xは手元にありますが、修理に出しているという状況です。

原因はともあれ、ひとまずiPhone Xは使える状況になりました!

そして3日後、Appleからの修理完了メールを受信しました。これで修理対応の状況が明らかに!

有償・無償対応だったか、原因が何だったかなどは以下記事に書いています。よければ参考にどうぞ!

あ、Appleサポートへ修理を出すときには、事前にiPhoneのバックアップSuicaの削除を忘れに行ってください!!

これやっとかないと復元作業も難を極めてしまいますよ!

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