建設業界は激務すぎ!? 辞めてこそ分かる「家族との時間の大切さ」

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どうも、NINO(@fatherlog)です。

ぼくは以前、東京のとある建設業界の上場企業でサラリーマンをしていました。いわゆる大企業ってやつ。

プロフィールにも書いてありますが、この企業を5年ほど勤めて退職しました。

会社を辞めるかどうかずーっと悩んでたんですが、思いや考えを積み重ねていく中で「辞めて転職した方が幸せになれる」「家族のための時間を持ちたい」という決意を固めて退職しました。

なぜ安定的な大企業のサラリーマンという地位を捨て退職という結論に至ったのか?

それは建設業特有の激務な環境が原因です。

建設サラリーマン特有の問題かもしれませんが、毎日働いていると「これおかしいでしょ!」って思っていたことが山ほどあります。

今回は、そんなことの一部をお話しようと思います。

建設業のそういった実態を知らない人にも、ぜひ知ってもらいたいです。

 

知ってた?建設業界って土曜祝日休みなんて無いんだよ!

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会社に入る時に必ず採用情報って見ると思うんですが、そこの休日・休暇欄によく書いてある「完全週休2日制」という釣りワード。これにだまされてはいけない!

もちろん以前勤めてた会社も堂々とこの形式ばったワードが書いてましたね。

建設現場では現場監督の仕事をしていました。でもね、建設現場ってなんでかわからないんですが土曜って休みじゃないんですね。バリバリ工事現場は稼働していますよ。

そして土曜どころか祝日も平日と変わらず動いています。ハッピーマンデーとか夢の世界。

休みなのは日曜日だけっていうトコがほとんど。中には、工事が遅れているっていう理由で日曜日も工事するなんてことザラです。

土曜も祝日も休みがないから連休なんてありません。1週間で基本的に休みは1日のみ。ちょっとした旅行ですらできやしない。

 

「あれ!? 完全週休2日制じゃなかったの?」

 

「だったら、最初から完全週休1日制って書けばええやん!」ってなりません?

年に数回、土曜や祝日といった日に休日出勤となるんであれば、まだ理解の余地はあるかもしれません。

常態的に土曜祝日も出勤となっているんで、もはや完全週休2日制とか書いてるのおかしいですよ!どう考えたって。

これ立派な詐欺だと思いますよ。しかもコレ、日本のどこの会社でも見られるコトっていうのがまた恐ろしいですねー。みんなで書けば怖くない的な。

どうかしてますよ、絶対。

 

残業は当たり前!終電帰りや徹夜もザラ

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建設業界ってほんと忙しい。やってもやっても仕事が終わらない。どんな1日か紹介しましょう。

朝は8時から朝礼があるので、大体現場には7時過ぎには出社。昼間は建設現場にほぼ出っぱなし。自分の机に座ってデスクワークができるのは現場の工事が終わった18時頃から。

 

「もうこの時点で1日の労働時間8時間なんて余裕で超えてますけどね。」

 

というわけで、日が暮れて現場の作業員さんが帰ったところからようやく自分の図面書いたり、書類作ったりといったデスクワーク仕事が始まるわけです。

そして20時頃から会議開始!

 

えっ!?

 

「20時って、よい子は寝る時間ですけど、何か!?」

 

時差が10時間ある海外と会議するんじゃあるまいし、こんな時間に会議なんて開始すんなよって毎日思ってました。もう眠たいし疲れてるし会議のことなんか全然頭に入ってこないんですね。そして、そんな不毛な会議に出席することにより自分のやらなければならない仕事も中断せざるを得ません。

会議が終わってようやく続きの仕事を始めますが、もう22時くらい。疲れが限界が来る人は大体この辺で帰宅の途につきます。

でも帰宅してしまうと翌日の現場作業が火の車。段取りをしておかなければ進まないので、仕方なくデスクワークを継続。

終電とか泊まりとかしょっちゅうありました。

 

終わらないんですけど・・・なんて相談したら、

「終わるまでやれよ。」って上司から言われる。

そして、上司はとっとと先に帰る。

惨状を訴えて口開いたと思えば、

「俺たちも若い頃はそうだった。」

だとか。

 

「若い頃そうだったんであれば、自分が上の立場になった今、そのような惨状を改善しようとか思わないんですか!?」

って言いたくなりますわ。

 

そして眠いまま、翌日もまた同じような1日がスタート。もうね、限界もいいとこですよ、ほんとに。

こんな感じで平日(というか日曜日以外の平日・土曜・祝日)は家に帰って寝るだけの生活でしたね。

 

残業代は36協定の範囲内で宜しくね!

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「36協定(さぶろくきょうてい)」ってご存知ですか?

時間外・休日労働に対する協定届のことを一般的には差すんですが、労働基準監督署にあらかじめ「●●時間くらい時間外・休日労働が発生するからその範囲は時間外労働として認めてね」って届け出る書類みたいなもの。

つまり36協定で届け出してある時間内であれば、監督署の公認な労働時間となるワケですから、この届け出ている時間までは残業代がでます。届け出ている時間まではね。

でもさっき書いたように土曜も祝日もそして毎日の残業祭りで、監督署に届け出てる時間なんかあっという間にオーバーします。超過分の残業代は会社としてもよろしくないわけですから、当然、勤務簿を管理する上司から「この時間までで抑えて申請してね」みたいな圧力がかかります。

まぁこれって「サービス残業」以外の何者でもないですね!

何時間とは言いませんが、ぼくの場合残業していた労働時間の半分も出ませんでした。

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業界自体が古い体質

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マンションの杭打ち偽装問題がありましたね。つい最近まで話題になってました。

ぼくからすれば、建設業ってこんな業界なんであのような問題が起きてもおかしくないと思っています。それほど現場担当者って追い詰められてるんですよ。

冷静な人ならすればそんなのあり得ないって判断できるかもしれませんが、その状況になればそんな判断もゆらぐと思います。極限まで追い詰められますよ、ホントに。。。

「休日も働いて当たり前」「残業することも当たり前」なんていうこの業界の古い体質や、短工期が建設することによる担当者への重い負担がかかっている現状を変えなければ一生解決しないと思います。

そんな問題に立ち向かえるのは、政治家くらいでしょうか。旧態依然とした業界の慣例を規制する法律を作りでもしないと絶対に変わらないですね。個人レベルじゃ時間と労力がいくらあっても足りませんよ。

だから退職を決意したんです。

「この業界にいても自分の未来はない」

これがぼくの結論となりました。

 

辞めてから分かった子どもや家族を触れあう時間の大切さ

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何のために働くのかってことを常に自問自答してきましたが、ぼくは、

「愛する家族のために働くもの」

と思っています。くさいセリフかもしれませんが、それに尽きます。

愛する家族を幸せにしたいがために、働き過ぎて家族に会える時間すら無かったら本末転倒

建設業をやめてからは時間をとても有効に使えるようになり、家族と過ごす時間の大切さを身にしみてわかるようになりました。

子どもや家族と触れあう時間というのは何よりも幸せなもの、かけがえのないものです。

そういった時間を生きがいに、バランス良くこれかも仕事に励んでいきたいと思っています。

 

次はこの記事をどうぞ!

→そんなに仕事してどうすんの?ワークライフバランスをもっと考えるべき!

そんなに仕事してどうすんの?ワークライフバランスをもっと考えるべき!

2016.02.28
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13 件のコメント

  • 自分も最近この建築業界に人づてで入りましたが、思わず頷いてしまうことばかりです。
    すでに辞めたい気持ちでいっぱいですが、それ故に大切なことに気付かされたりすることもあります。
    高い授業料と言ったところでしょうかね。

    実際に働いてみて、魅力を感じるどころか悪いところばかり目についてしまう始末。
    今までの仕事の方が如何にマシだったかを痛感させられました(笑)
    この仕事を余り不満なく続けている仲間を見ていると、この仕事が好きなんだなーって人しかやっていけないんだろうなぁと感じます。
    逆に自分の様な人間が一緒に仕事する方が失礼なんじゃないかとさえ思えてしまいますしね。

    • つらいんであればやめてもいいと思いますよ、無理をするのは良くないです!
      そこで色々と過酷な経験できたからこそ、自分自身の労働に対する考えをしっかりと再認識することができました。ですが、いい経験であったとは到底思えません。
      はっきりいいますけど、建設業界にいたら人生を台無しにするとずっと思っていました。特に監督業は過酷です。
      上司に「久々に家に帰ったら子どもに相手にしてもらえなかった。ハハハ・・・」とよく言われたものですが、「子どもと触れあう時間も作れないこの人達ってなんて哀れなんだろう」。それをまた笑い話で済ましている様子も子育てのこととかワークライフバランスのこととか何も分かっていないんだなーとつくづく思いました。
      ぼくのような労働に対する価値観と建設業にはびこっている労働に対する価値観が全く合わなかったのです。
      今、建設業の仕事をやめたことは全く後悔していません。

      アフター5は子どもと積極的に触れあっています。すごく幸せです。
      この父親が子育てをできる喜びをもっとみなさんにお伝えしたいです。

      日本の労働に対する考え方が変わる日がくるまで、今後もこの思いを発信していきます^^

      • NINOさんのコメントに大変共感しました。自分と同じ考えの方がいたことが本当に嬉しかったです。1つ教えて頂きたいのですが、建設業からの転職でまずどんな職種に目がいったのでしょうか?
        今の仕事嫌いではないんです、ただやはり家族との触れ合いがないことにこの業種の限界が見えてしまったんです。

        • 私自身も同じような考えの方がいるとは嬉しい限りです。
          職種というか残業があるような仕事は避けるようにしました。職種という目線では特に選んでいません。
          残業がなく、家族との時間を大切にできるような仕事、という観点から選びました。

      • 価値観が合ってないのは強く感じます。
        またその価値観がさも当たり前の様かの様に語り、押し付けてくるのも嫌ですね。
        職を探している知り合いがいても、この仕事を薦める気にはとてもなれません(汗

        職業柄なのか親子でやってる方もチラホラ見かけますが、そう考えるとなかなか興味深いです。

        とりあえず出来るところまでやってみて、その後に身の振り方を考えてみたいと思います。
        これからも記事を楽しみに読ませて頂きますね。

        • コメントありがとうございます。
          建設業はほかの業種にはないかなり特有な考え方や空気が流れていると感じています。それがゆえ長時間労働などを始めとした「長時間働いてなんぼだ」という古い考え方が今でも当たり前として続いている「旧態依然」とした環境になっているのだと思います。
          ぼくとしてはつぶれない余裕がある内に先の事を考えるコトをオススメします。家族がいるんであれば、なおさらそうした方がよいです。
          これからも閲覧よろしくお願いします!^^

  • 突然のコメント失礼いたします。私も造園会社で技術屋として短大卒業後4年ほど働きました。造園も土木、建築同様休みは日曜のみ、現場終了後はデスクワークが深夜まで及ぶというスタイルでした。現在は転職し製造業であります。繁忙期は残業やイレギュラーな休日出勤などありますが造園屋時代と比較すると普通の会社員らしい生活を送れています。昨今建設業の人手不足が問題となっておりますが、私は週休1日制が主な原因ではないかと考えます。そして業界自体も休みを含めた仕事の進め方を時代の流れに合わせる必要があるのではないでしょうか。

    • コメントありがとうございます。
      造園業界もそのような同じスタイルなのですね、初めて知りました。
      週休1日制は明らかに働く人にとっては良くないですね。昔から続く悪しき流れです。
      土曜日勤務も含めて給料が高いのであればまだ文句は言えないかもしれないですが、他業界より働く時間が多いながら給料は変わらないワケですからね。何も得することがありません。
      業界としては、逸脱する方向に向かうのは難しいと思います。年々設備投資額が減っていく中で、発注額は下がり続ける一方、短工期で仕上げなければいけない物件が相次いでいる流れです。この流れで一番負担をくらうのは現場にいる人間です。受注額が低いので人を回せない。かつ短工期なために、現場の人間はフル回転。
      営業レベルで解決していかないと現場はどんどん血を流すだけです。そしてこの流れは今後も止まらないと思います。

  • 現場の方々には本当に頭が下がります。
    私は構造計算の補佐をしておりますが、去年からずっと週1回休みがあればという感じです。
    円形脱毛もなりました。(今は完治しました)
    今も夜中に必ず目が覚めて1日4時間くらいしか寝れていません。(不眠症かも)
    最近はやる気力も食欲もなく5kgちかく痩せてました。
    仕事人間じゃないのにと思いながら、ずっとこの調子で10年近く働いてきて
    30後半と若くない。
    この仕事は好きじゃなくなってきている。辞めても何で稼げばいいのか。

    長文失礼しました。聞いてくれてありがとうございました。

  • 突然コメント失礼します。
    私は現在電気工事の職人として2年ほど働いております。記事を読むとやはり建築関係の仕事はどこも同じなんですね。私は職人をやってるので現場監督の方より早く帰ることが出来ますが現場によっては私も現場監督の仕事を補助することがあるので現場監督が切羽詰まっている状況はよく分かります。
    仕事の休みは隔週で週休2日ですが実質はほぼ週休1日でお盆なども長期休暇も現場によっては出て作業をしています。なので友人などに旅行などに誘われても断る事しかできません。そして私生活と体を犠牲にして働いてるのに給料は実家暮らしでなければ生活出来ないほどの給料です。
    2年ほど働いて感じるのはこの仕事は向いてないと日々感じるところです。私は今の会社に入社してすぐに現場に右も左も分からない状態で飛ばされました。現場に飛ばされて作業も全然分からない状態なのに、「これもわからないのか!」、「お前、こんな事も分からないなんて常識ないんじゃないの?」等の言葉を浴びせられる日々でした。仕事も教えて貰えないのに罵倒されて「なら教えてください!」っと何度も言いたくなりました。見て覚えろって言うのは業界の古い体制なんですかね。
    私の上司は俺の時は〜という言葉をよく使ってお前は恵まれているとよく言ってきます。私としては昔はそうだったなら今の人間にはしっかり教える事が出来ないのかと日々感じています。
    今では給料や仕事の面から転職を考えていますが仕事の都合で中々働きながら転職は難しくどうしたらいいか分からない状況になっています。家族に相談しても正社員なのに仕事を辞めるなんてっと言われ家には味方が誰もいません。このままでは仕事に関係のない家族の事も嫌いになりそうで怖いです。
    そこでNINOさんに聞きたいのですが、NINOさんはどうやって転職しましたか?差し支えなければ教えて欲しいです。

  • 突然のコメント失礼します。
    やはり現場の仕事は大変なのですね。
    私は来年度、ゼネコン会社で事務員として働く予定なのですが、事務員の方々も大変そうでしたか?
    わかる範囲で構いませんので、ぜひ教えてください。

    • 事務員というのは、本社ビルなどの事務員ですか?それとも現場事務所の事務員ですか?
      オフィスビルの事務員さんはよくわかりませんが、現場事務所の事務員さんは正直オススメしません。また、事務員として働かれる雇用形態が、正社員なのか、あるいは派遣なのかという区分にもよると思います。
      派遣の方でしたらそこまで大変ということはないです。
      こう言うのもなんですが、やはり男だらけの職場なので、女性の方ですと場合によっては言葉上での軽いセクハラまがいな光景よく見ますよ。
      デリカシーのない親父連中が、必要のない絡みをするような感じですかね。
      あーゆーのも現役の時にみてて腹立ってましたけど。
      どうしても希望して事務員されるんであればいいと思いますが、特に希望がない場合で、ゼネコン会社の事務員は絶対にオススメしません。
      ぼくは、あの現場事務所の雰囲気ですら嫌いなので。

  • 大企業は激務でも給料でるのでいいと思いますが、サビ残も酷いんだろうな。。。

    中小は、給料少ない上サビ残も結構あるので、、、全くいいとは思えない。
    31歳未経験で飛び込んだけど激しく後悔している最中。
    車は当然持ち込みだし。割にあわない、、、

    下請けの職人が勝手に入ってくることも結構あるし。
    そのせいで確保していた休みが消えるなんてザラにある。

    もう、個人ではどうにもできない。
    法改正すべき、あとみなし残業とかそういったのもやめるべき。
    今はネットが発達しているので管理できないってことはない。
    寧ろできないって言い張るほうが怠慢だわ。
    まともに残業代払ったら潰れる会社ばかりだろうけど、、、

    そういった会社は悪いけど潰れて、適正価格まであげないと本当に終わるで、この業界。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    30代に突入した1児の父。 幼少期の子どもと過ごす時間を大事にしたいとの思いから激務であった建設業界を離れ、現在は田舎でワークライフバランスをモットーにした生き方を目指しています。 Apple製品、ガジェット、テック関連成分多めです。子育てや自分のライフスタイルについても情報を発信していきます!