OS Xの新名称は「macOS」、Siri対応やiOS端末連携の新機能でさらに便利に!WWDC2016イベント発表まとめ

どうも、NINO(@fatherlog)です。

Appleの世界開発者会議「WWDC2016」が現地時間6月13日から開催。

基調講演では、「watchOS」「tvOS」「OS X」「iOS」のApple製品の基盤となっている4つのプラットフォームについて機能改善の発表がありました。

今回はiMacやMacBookの根幹となっている「OS X」の新機能についてWWDC2016で発表をまとめました!

 

目次

OS Xの新名称は「macOS」

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冒頭「OS X」の名称について触れられました。

現在Appleから出ているのは「watchOS」「tvOS」「iOS」「OS X」で4つのプラットフォームです。これでは矛盾が生じています。

これらを並べてみるとよくわかります。

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OS X以外は「OS」という前に単語があるのに対して、OS Xだけはありません。後ろにXがついています。

これだけ突起してると確かに違和感ありますね。最近のiPhoneのカメラ部突起みたいで格好悪い。

 

他のプラットフォームと統一するために、新名称「macOS」へと変更されます。

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揃って随分スッキリしましたね!

 

さらにmacOSには後ろに「Sierra」(シエラ)という名前がつきます。

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Wikipediaによれば、Sierra はスペイン語で「山脈」や「のこぎり」を意味するそう。

由来はよくわかんないですけど、実にスタイリッシュなネーミングですね!

 

パスコードがなくてもロック解除できる「Auto Unlock」

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従来iMacやMacBookがロック画面に成っている場合、パスコードを入力して解除する必要がありました。

macOS SierraではApple Watchを装着していれば自動でログインすることが可能

キーボードに入力する必要は全くなく、オートログインができます。便利すぎる!

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セキュリティ上パスコードを設定しているものの、毎回入力するのはちょっと面倒なので、Apple Watchあると便利そうだな。

ぼくはね、Apple Watchやめたんですよー。この新機能をみてちょっと後悔してます。

代わりにTouch IDが設置されてもいいとは思うんですけどね。

 

iOSとmacOS間で瞬時にコピー&ペースト

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続いての新機能は、iOSとmacOSのデバイス間で瞬時にコピペすることが可能な「Universal Clipboard」(ユニバーサルクリップボード)という機能。

これは本当に欲しかった待望の機能!

絶対使えるわっ!!

画像やファイルなどはAir DropでiOSとmacOSでやり取り出来てましたが、ちょっとした場面でテキストをコピペして送りたいときに重宝しますね!

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しかも瞬時にコピペできるんで、これまたスゴイ!時間差はほぼ0。

iPhoneで「コピー」をすれば、すぐにMac側で「ペースト」作業が可能。

iPad Pro上でApple Pencilを使って書いた地図上の線をMacに瞬時に転送するデモが行われました。

iPadで地図上に書いた赤い点線を・・・

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iMac上のファイルにポンと貼り付けるだけ!一瞬の作業でした。

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さらに便利になった「iCloud Drive」

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アップルのクラウドストレージ「iCloud Drive」が更に便利に!

macOSのデスクトップ上のフォルダを他のmacやiOS端末に同期され共有することができるようになりました。

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さらに「Optimize Storage」(オプティマイズストレージ)という機能も追加。

これは、macOS上でしばらく使われていない不要なキャッシュファイルなどを自動で選別してiCloudにアップロードし、macOS上のストレージを解放する機能。

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こんな感じで、250GBの大半のストレージを写真やドキュメントファイルで、使用残り20GBくらいまで使い込んでいても・・・

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不要であったりしばらく使用しないファイルをiCloudストレージへアップロードし、本体ストレージの空き領域を解放してくれます。

150GBまで空き領域が増えました。

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必要な時があれば、iCloudから再度引っ張ってくればいいだけですね。

便利な反面、iCloudのオンラインストレージを多めに契約する必要は出てきそうですね。

ちなみにぼくの場合、写真や動画はiCloudフォトライブラリを使って管理しており、1TBのストレージを借りています。費用は月1,300円もかかるんです。

一刻も早くiCloudのストレージプランがもっと安くなることを願います!

 

macOSで「Apple Pay」対応

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Appleの決済システムであるApple Payが、macOSでも対応しました。

これによりmacOSでオンラインショッピングを楽しんでいても、支払いはiOSデバイスのTouchIDを使って簡単に決済できます。

 

プレゼンではこんなシーンも。

 

iMacでApple Payを使う場面の例です。

 

 

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Appleさん、やり過ぎですわ!

 

余談ですが、コレ今回のイベントで一番面白かったポイント

 

当然こんなことはあり得ないっす。

Apple Payはオンラインの決済システムですよ!

 

デモではmacOSと連携したiPhoneのTouch IDを使ってFinding Dollyの映画を購入していました。

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都度クレジットカードを打ち込まなくてもTouch IDだけで決済できる便利な「Apple Pay」ですが、今までもそして今回の発表でも日本は非対応のまま。残念ですね。

早く始まれー!いつになるんだー?

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ちなみに現在の段階でApple Payを使用可能な国は、アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・中国・シンガポールの5ヶ国。それに加え新たにスイス・フランス・香港が仲間入り。

日本での導入も早くされて欲しいですね!切に願う!

ウインドウのタブ化

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SafariやFinderだけでなく、サードパーティ製を含む全てのアプリケーションでウィンドウにタブを追加できるようになりました。

 

小さく動画を再生「Picture in Picture」

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見たい動画を小さなウインドウで画面最前列に配置し視聴することができるPicture in PictureがmacOSに導入。

iOSのYoutubeやビデオ再生では既に導入されていますが、macOSでも使用可能になりました。

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macOSでSiriが利用可能に!

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ありそうでなかったのが、コレ。

macOSでも「Siri」が使えるようになりました。

Siriに「先週見たファイルを表示して」と言って一覧表示させることもできます。

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もちろん音楽再生や、メッセージ返信などiOSでもお馴染みのSiriを使った機能がmacOSでも使えます。

 

macOS「Sierra」公開は2016年秋頃

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新しいmacOSが使える機種は以下のとおり。

Late 2009&Later MacBook
iMac
2010 & Later MacBook Air
MacBook Pro
Mac mini
Mac Pro

 

 

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デベロッパー向けの公開は本日6月13日から、パブリックベータ版は7月、一般公開は2016年の秋頃が予定されています。

さらに便利になる新生「macOS Sierra」に期待が高まります!!

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